アンクルトリスの楊枝入

2017/06/18 Sun 21:32

今TVでやっている、吉高さんと馬場くんが出ているトリスのCMに登場するアンクルトリスの人形。コレうちにも昔からありました。子供の頃からあるから、もう40年以上前のものじゃなかろうか?ちなみに楊枝入れになってます。

アンクルトリス

このキャラを作った柳原良平さんが、今働いている会社と所縁のある方だったこともあって、去年実家を処分することになり片付けに行ったとき、食器棚の中にあったこれが非常に気になり、捨てずに持って帰ってきました。

うちのコレは右手にトリスじゃなくてレッドのボトルを持ち、葉巻をくわえ左手にはピストルを構えたハードボイルド・バージョン。柳原さんの絵も好きなんでなかなか気に入ってます。

アンクルトリス
アンクルトリスなのにRedと書いてあるw

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「手で確かめられる範囲のことを、ていねいに大切におこなっていくだけではだめなのではないか、という不安…」

これは今年の元日の新聞に載っていた川上弘美さんの言葉ですが、5月半ばになった今でもこの言葉がずっと引っかかっていて、折に触れて繰り返し心に浮かんできてます。

一つには、戦争や大災害なんかがあると私たちの日々の暮らしなんて簡単に吹き飛んでしまうし、しかもそれは遠く離れた場所や遥かな昔に起きたことでもなくて、割と近いところで実際に起きてます。今現在も苦しんでいる人がたくさんいるし、ひょっとしたらこれから自分の身に降りかかってくることがあるかもしれない。もちろん川上さんはそういう大きな災厄のことだけを言っているのではなくて、この世界全体が複雑で捉えきれなくなっていることを、不安とともに語っています。

普通に、自分にできることを誠実に、当たり前にやっていけば何とか生きていけるし、生の充実も感じられる。ずっとそんな世界であってほしいんだけど、そうではなくなっていくのではないか、という怖さや不安。日々そんなに大きなストレスを抱えているわけでもないし、それなりに興味のあることや楽しみもあるけど、私も川上さん同様に何故か最近こんなことをよく感じるようになってます。年齢のせいなのか、それとも、ずっと経済が停滞したままの時代に育ってきた今の若い人たちは、もっと切実に不安を感じてたりするんでしょうか?

SF小説なんかだと、未来の世界は荒廃したディストピアとして描かれたり、逆にいろんな問題が解決したユートピアであったりするけど、ほんとにこの先50年後や100年後の世界は一体どうなっているんだろう..?もちろん自分はそこまで生きてはいないけど、例えば5年後や10年後でも正確に予想するのはどんどん難しくなっていくような気がしますね。

できれば、「手で確かめられる範囲のことを、ていねいに大切におこなっていくだけで」ささやかに、幸せに生きていける世の中であってほしいですね。

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日本人でよかった?

2017/05/11 Thu 19:30

「私 日本人でよかった。誇りを胸に日の丸を掲げよう」という神社本庁のポスターの女性が、実は中国人だった、ということでいろいろモメてるようです。神社本庁という組織の性格からして、制作側にしたらこれはまあチョンボということになるんでしょうけど、実は逆説的な深い意図があったりして..。w

まあ人によってこの件の受け止め方は様々でしょうが、考えてみると(別にそれほど深く考えたわけではないですが)、この「日本人でよかった」という言い方はホントえげつないというか、全く無意味でくだらんものだな〜、というのが個人的な感想。だいたい「日本人」て何なんだろう?いろいろ定義はあるだろうけど、突き詰めるとどんどんその境界は曖昧になっていくし、結局は便宜的なものにすぎないんじゃないかな?と。

でも今回の件、人種や国籍で人を区別することの根本的な愚かさを考えるきっかけになれば逆に良かったのかも。「日本に住んでてよかった」とか「日本に生まれてよかった」ならまだ話は多少わかるけどね..。

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富山県中央植物園で花見

2017/04/18 Tue 19:23

16日の日曜日、今年のお花見は富山県中央植物園へ。
ちょっと前にFMラジオでここの桜の研究者の方がゲストで来られていて、いろんな桜がいっぱいあるよ〜、ということだったので、ちょっと遠出して来てみました。

前日は雨風、この日は好天ながら午前中は風が強くて、あいにくソメイヨシノは満開は過ぎて「落花盛ん」という状態。しかし他にもたくさんの種類の桜や桃の花が盛りで、汗ばむ陽気の中、広い園内をぶらぶら散策しながら、春爛漫と咲き誇る花々を眺めてリラックスできた1日でした。

富山県中央植物園

富山県中央植物園
園の中央、ソメイヨシノの桜並木。

富山県中央植物園

富山県中央植物園
芝生で弁当を食いつつ一休み。(コンビニのおにぎりでしたがw)

富山県中央植物園
桜、梅、桃のエリア。梅は終わってますが今の時季はやっぱりここがメインスポットです。

富山県中央植物園

富山県中央植物園

富山県中央植物園
背景に菜の花の黄色があると、一段と映えるのだ。

富山県中央植物園

富山県中央植物園
あまり人の来ない裏道、置いてけぼりを食ったみたいに椿が一輪咲いてました。


富山県中央植物園
園内に中国は雲南地方の植物のコーナーがあります。
これは地湧金蓮(チヨウキンレン)、そのまま読むと「地面から湧く金色の蓮」ってこと? 初めて見たな。

富山県中央植物園
こちらは温室の中にあった同じく雲南の椿。牡丹かと思った。

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能面の面裏

2017/04/03 Mon 17:37

先日WEBで見かけた能面の面裏の写真、見た瞬間にドキッとして強烈な印象。
写真家の渡邉博史さんの能面を撮ったシリーズの一つです。

Hiroshi Watanabe Shunkan

能にも能面にも全く詳しくないけど、考えてみると能楽師の方が直接向き合っているのはこの面裏になるわけで、この裏面の造形にも機能的なこと以外に、演者の心に影響を与えるような深い意味が込められているんだろうなあ、と。

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R.I.P. Chuck Berry

2017/03/20 Mon 19:41

チャック・ベリーが亡くなりました。享年90歳だから大往生と言っていいですね。

あまりにも偉大な存在の人なので私がどうこう言うこともないですが、若い頃に友達が持っていた”Very Good!!”というLP3枚組50曲入りのアルバムをカセットテープに録音してもらって、それこそ何度も何度も繰り返して聴いてました。50曲大体似たような調子の曲が続くwにもかかわらず、最後まで全くダレることも飽きることもなく、ずっと気分が高揚したまま聴き通せる音楽というのは、やっぱりグレイトと言うしかないですね。訃報を聞いて昨日からずっとチャック・ベリーをかけてますが、今でもその音楽は昔と全く同じように響いてきます。

だいぶ前に渋谷陽一さんが、いわゆる3コードのロックンロールの、何ものにも代えがたいような、この圧倒的な快感、これは一体何なんだ?..みたいなことを雑誌で書いていたように記憶してるんですが(記憶違いならすいません)、まあ古いロックが好きな人なら大体みんな同意するかなあ。否が応でも血が騒ぐ、というか。いつ聴いても血が騒ぐ大好きなロックンロールはいっぱいあるけど、チャックさんはやっぱその元祖か。合掌..🙏

そういえば、昔のギター小僧なら誰でも”Johnny B. Goode”のリフを弾いたことがあると思うけど、今どきのギターキッズはどうなんだろう?(笑) 

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トーマス・ルフ展

2017/03/18 Sat 14:59

3/12に終了しましたが、金沢21世紀美術館でのトーマス・ルフ展を見に行ってきました。

トーマス・ルフは一応写真家というくくりの方ですが、今回の展覧会を見ると、もはや写真という枠を遥かに飛び越えていて、「写真表現をベースにした、コンセプチュアル・ビジュアル・アーティスト」とでも言えばいいのか?(テキトーですがw) とにかく多彩なアイディアと表現にあふれた刺激的な展覧会でした。

展覧会は、過去から現在に至るまでルフさんが取り組んできた18のシリーズで構成されています。中には、予備知識なしだとルフさんがこの作品群で一体何をしようとしているのか、写真を見ただけではなかなか理解するのが難しいシリーズもあります。私は普段は展覧会へ行っても説明文をそれほど読まない方なんですが、今回は各シリーズごとの説明パネルがかなり役に立ちました。(笑) 1枚の写真またはその集合、その背景にこれほどの深い思考や洞察が存在しているのか、という事実にまずは心を動かされます。

Thomas Ruff
友人たちを撮った巨大な「ポートレイト」シリーズ
これだけ巨大に引き伸ばされると、もはやポートレイトではない別のものになってる感じ。

Thomas Ruff_lmvdr_other portraits
こちらは「アザー・ポートレイト」から。
犯罪捜査のためにかつて警察で使われていたモンタージュ写真合成機を使って制作された、この世には存在しない人のポートレイト。骨格と目鼻の位置に違和感がある人もいたりしてて、何だか幽霊のように儚げに見えてくる。

Thomas Ruff_lmvdr_nights
湾岸戦争のときの暗視カメラによるミサイル攻撃の映像に触発されたという「夜」シリーズから。緑色の画像は美しいけど、穴から異界をのぞいているようでちょっと怖い、怖いけどどこか詩情のある不思議な感覚。


シリーズの中でビジュアル的に最も惹かれたのが、「l.m.v.d.r.」と「ヌード」でした。
「l.m.v.d.r.」はミース・ファン・デル・ローエの建築を撮ったシリーズですが、デジタル加工された画像が非常にスタイリッシュに感じられ、鮮烈な印象を受けました。ミースは近代建築の先駆者なので、その建築を今現在の目から見ると逆に普通というか至って当たり前の建築に見えるんですが、ルフさんの画像で見ると新たな命を与えられて現代に蘇ったよう。

Thomas Ruff
Thomas Ruff
Thomas Ruff
「l.m.v.d.r.」シリーズ

Thomas Ruff_nudes
こちらは「ヌード」シリーズより。この作品集をお持ちのKさんの話によると、あまり過激なのは今回来てなかったみたいです。(笑)

Thomas Ruff
「jpeg」シリーズ。これが一番わかりやすいといえばわかりやすいか?


もう一つ印象的だったのは、「Press++」と「ニュースペーパーフォト」
この2つのシリーズは制作年代は全く違ってますが、2つで対になっているように感じられました。どちらも報道写真を題材にしてそれぞれ全く逆のアプローチで作品化したもので、「Press++」は写真にその当時のメモ書きなどの文字情報を合成した作品、「ニュースペーパーフォト」は逆にキャプションを取り除いて画像のみを提示したもの。これら2つの作品群が円形の同じ部屋に展示されていて、これらを眺めている自分は1枚1枚の画像から一体何の情報や意味を受け取っているんだろう?..と考えてしまいました。画像が元々持っていた意味や情報、それをどう伝達して人がどう受け取るのか、どう変質していくのか、という根本的な部分を問われているんでしょうか?どうもうまく言葉にできませんが、眺めているうちに何だか頭が混乱してきて面白かったです。(笑)

Thomas Ruff
「Press++」シリーズ

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