先週、東京国立近代美術館のジャクソン・ポロック展、見てきました。
ポロックをこれだけまとめて見たのはもちろん初めて、で、おそらくこれで最後?
初期から晩年までの歩みをバランス良くたどることができて、概ね満足です。
平日だったので観客もそれほど多くなく、ゆったり見ることができて
東京まで出掛けた甲斐がありました。

画集ではわからない絵の具のリアルな盛り上がりやにじみ、
ひび割れ、切り貼りしたキャンバスの質感など、
ポロックの生々しい制作の跡がビビッドに伝わってきました。
ポロックの絵はよくフリージャズに例えられますが、
実物を間近に見て確かにこれは音楽だなあ、と。
例えば、横長の「ナンバー7、1950」の、リズムに乗る心地よさ。
それから今展の目玉、「評価額200億円!!」の「インディアンレッドの地の壁画」は、
確かにまぎれもない傑作ですね。オーラが出まくってます。
近づいて見たり離れて見たり、なかなか絵の前から立ち去ることができません。
あとは、後期の黒一色で描かれた作品群も、こうして実物を見てみると
書のような線の動きの力をより感じられて、なかなかに魅力的でした。
欲をいえば、絶頂期のポーリングの作品で大画面のものを
もっとたくさん観たかったと思いますが、まあ贅沢は言えません。

晩年、思うように制作できなくなったポロックは、
自分の絵を見て「これは絵なのか?」と尋ねたそうです。
...「絵」って結局何なんだろう?
ポロック展を見終わった帰り道、
そんなことも考えながら地下鉄に乗っていました。

jackson pollock
会場出口にポロックのアトリエが再現されています。
中を歩き回ったり佇んでみたりして雰囲気を感じてみたかったけど、
写真を撮る人が多くて断念。まあ自分もその一人ですけどね。

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