長谷部信連の墳墓、彼岸花

2011/10/04 Tue 23:59

奥能登地方も朝晩結構冷え込むようになってきました。
町中ではキンモクセイのいい香りがあちこちで漂っています。
私は雨の日以外は自転車通勤なのですが、
この時季はいつもと若干通る道を変えてみたりして
キンモクセイのある家の前を通ったりしております。

話は突然変わりますが、
輪島市の市立輪島病院のすぐそばに、市の指定文化財にもなっている
長谷部信連(はせべ のぶつら)の墳墓があります。
長谷部信連は平安末期から鎌倉初期の人で、
能登国大屋荘の地頭として奥能登を治めていた武将です。
信連の子孫はその後「長氏」となり能登畠山氏の重臣として奥能登を支配し、
戦国期には織田信長、その死後は加賀前田家に仕えました。
今の輪島病院の付近に信連の館があったと推定され、
遺構や土師器、木製品などが出土したそうです。

といって別に歴史の話をしようというわけではありません。
先日通勤の道すがら川岸の土手に彼岸花が咲いているのを見て、
そういえば昔この墳墓のところに彼岸花がやたら沢山咲いてたなあ、
と思い出し、ちょっと寄ってみました。という話です。

長谷部信連

というわけで行ってみたのですが、
今はご覧の通りほんの少しだけ咲いてましたが、
以前に比べたらだいぶ少なくなってました。

2002年に撮った写真がこちら。この頃は見事に群生してます。

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higanbana_02_1.jpg

せっかくなので彼岸花をWikipediaで調べてみたら、
異名が多くて方言も入れて全国で1,000以上もあるそうです。
有名な 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)の他にも、
死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、
剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)、
はっかけばばあ、葉見ず花見ず、などなど。へえぇ。
こんなところにも日本語の豊かさを感じたりします。

毒があるのはよく知られていますが、蝶は彼岸花が大好きみたいで
眺めているとよく花に群がっていますね。

ところで「彼岸」という言葉は美しいですね。以前から好きな言葉の一つです。
字面もいいですが、川の向こう側、彼方の岸辺...
そこが悟りの境地か...というイメージ。
私の勝手な連想かもしれないですが。
彼岸花のまわりを蝶がひらひらと飛んでいる情景を眺めていると、
文字通り何となくこの世のものではないような、
あちらの世界へ誘われるような、不思議な気分になってきます。

彼岸花

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