FC2ブログ

”Love & Peace”

2017/09/03 Sun 22:21

毎年8月にはNHKで太平洋戦争関連の特集番組が放送される。今年は「本土空襲 全記録」「なぜ日本は焼き尽くされたか」「731部隊の真実」「戦慄の記録 インパール」「樺太地上戦」etc.…と、いろんな角度からあの戦争の実態を浮かび上がらせようとしていて、ほんとすごい取材力だな~と毎度のことながら感心する。録画して少しずつ見ていったが、非常に力の入った番組が多くて、ついつい引き込まれていろんなことを考えさせられた。
こういう番組を見るたびに、いつも一番悲惨な目に会うのは一般庶民であること、そして上層部のいい加減さ、無責任さに対する怒りで気が重くなってくる。同時に、近年だんだん怪しくなってきてるけど、戦争のない平和な時代に生きていることの有り難さをつくづく思う。

最近ネットニュースで目にした、タモリさんが以前語ったという、この世から戦争が無くならない理由「LoveさえなければPeace」という言葉。人は「愛」というものがあるが故に争う、さすがタモリさん、確かにある一面で本質をついた鋭い言葉だな~と思う。”Love & Peace”はすっかり常套句になってるけど、この世界の現実は”Love or Peace”ってことか。

「LoveさえなければPeace」は確かになるほどな〜と思うけど、でも仮にこの世に「愛」というものがなかったとしても、そもそもなぜ争いが始まるのか?と考えてみると、不平等や格差、抑圧という社会的な要因がやっぱり大きいんじゃないだろうか。本来なら分かち合うべき地球の限りある資源を不当に奪われ、それによって圧倒的に富と力を得ている相手に不条理に扱われ、虐げられていると感じたら、恨みや憎しみが生まれて何とかしてやりたいと思うのも無理もない。あとは、積極的に戦争を起こして儲けたいっていう立場の人もいるだろうし。

戦争のことを考えるたびに、いつもヒトという生物の本質って何なんだろうな〜と思う。何故、そうするように煽られたにしても、言葉にするのも憚られるような、恐ろしいほど残虐なことができてしまうのか?人間の歴史はイコール戦いの歴史といってもいいと思うけど、人間がお互いに殺しあうのは、もともと本質的にそういう動物としてプログラムされているものなのだろうか?

以前福岡伸一さんのコラムで、ヒトは遺伝子の命令から自由になれた初めての生物で、弱肉強食の中での種の保存よりも個体の生の充実、尊厳に価値を見出した...という話を読んだことがある。だとしたら、ヒトが元々は殺しあう生物だったとしても、今はまだ発展途上のヒトという種が、進化していつか格差のない社会を作り上げ、”Love & Peace”を実現する日が来るんだろうか?

..などと考えてみたりしている、夏の終わり、初秋の休日でした。窓の向こうでは稲刈りが始まってます。

IMG_0667.jpg
スポンサーサイト
世の中 | コメント(0) | トラックバック(0)
コメント

管理者のみに表示