先日の 「折々のことば」(鷲田清一) より引用

彼らは命令しないのです。 半藤一利

1944年秋、零戦で敵艦に体当たりして散る特攻作戦が軍令部で起案された。ある幹部が航空隊副長を言いくるめるため、副長に任せるという上官の架空の意思を伝えると、副長は上官が承知しているならと同意した。そしてそれは「澎湃(ほうはい)として下からの熱意に」よるとされた。誰も責任をとろうとしない体制は以後もずっと「志願」という形をとった。作家の「昭和史」から。



今も何も変わってない、いやらしい無責任体制。暗い気分になるなあ。

ちなみに大辞泉によると、「澎湃(ほうはい)」の意味は
1.水がみなぎり逆巻くさま。「―たる波浪」
2.物事が盛んな勢いでわき起こるさま。「新時代の気運が―として起こる」

スポンサーサイト
世の中 | コメント(0) | トラックバック(0)
コメント

管理者のみに表示