鈴木大拙館 再訪

2015/11/21 Sat 18:30

前回迂闊にも休館日に訪れた金沢市の鈴木大拙館、今回はしっかり開館日を確認して再訪。
あいにくの雨、しかも日の短い晩秋の夕方ということでちょっと写真が暗くて荒いです。


鈴木大拙館

内部は撮影禁止でしたが、玄関から展示室への長いアプローチ、
展示空間・学習空間は宗教思想家の記念館にふさわしい思索的な雰囲気です。
学習空間の壁や引き戸には金沢の二俣和紙が貼られ、
床の間のようなスペースには溜の漆塗の床板が置かれていました。


鈴木大拙館

鈴木大拙館

鈴木大拙館
やはりこの建物のキモは、水鏡の庭、
それに面した回廊と思索空間という正方形の部屋になるんでしょうか。
背後の緑も含めた外部への視線誘導と空間構成が見事です。


鈴木大拙館
思索空間から水鏡の庭を望む


展示物では大拙さんの筆になる「色不異空」の書が印象的でした。
「色」と「空」の字は漢字ではなく図形で書かれ、
「色」は□と△を重ねた形、「空」は◯。なるほど。

もうひとつ、「それはそれとして」の書。
大拙さんは悩み事などを相談されると、じっくり話を聞いたあとに
よく「それはそれとして..」と話し始めていたそうです。
何てことのない言葉のようで、これは結構深いような気もする。
問題に正面からぶつかるのもいいけど、それはそれとして、と
ちょっと横に置いて、立ち位置や見る角度、発想を変えてみる。
問題や悩みを消してしまうのではなく、それを抱えながらどう向き合っていくか、
それに対する心持ちや考え方を見直してみる、とか。
私の拙い言葉でこんな事を書くと、そんな単純な話じゃねーだろ、と
怒られそうですが、まあそれはそれとして。

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