へうげもの 13服

2011/08/03 Wed 18:23

へうげもの13

「へうげもの」13服が出ました。
否応無しに天下分け目の関ヶ原の決戦へとなだれ込んでいく
徳川 vs. 石田の綱引きと心理戦、
それを巡る各武将達の駆け引きが展開されています。

今巻の主役は何と言っても石田三成ですね。
これまでは融通の利かない冷酷な石頭、みたいな描かれ方をされていましたが、
今回は思い切り人間味をさらけ出して、
何だか憎めないなかなか味のあるキャラになってきました。
茶席での大谷吉継とのエピソードは美談のはずなのですが抱腹絶倒、
作者山田芳裕さんの面目躍如といったところです。

数寄の方も、織部の創意が止めどなく溢れ出し、
いよいよ青織部の緑釉に必要な銅の入手の目処もつきました。
齢56にしてついにタイトルである「へうげもの」を
自覚した織部、そのときの表情がなかなかいいです。
脇を固める政宗、利家、遠州らも、いつも通りいい味を出しています。
我が藩の利家公は今巻でこの世を去ってしまいましたが、
死の間際までこれまで同様すっとぼけたキャラを貫き通しました。見事。
それにしても、いくら何でも眉間のしわが深すぎだろ!と思わず
ツッコミたくなる、武将たちの苦りきった顔の描写が笑えます。

次巻はいよいよ関ヶ原開戦、史実を一体どんなドラマに仕立て上げてくるのか、
展開がますます楽しみです。
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