ハービー・ヤングさんの器

2011/07/27 Wed 00:04

もう先月の話になってしまいましたが、珠洲市の
ギャラリー舟あそび さんで「手仕事を繋ぐ展」という展示会がありました。
これは東日本大震災で被災した工芸作家を支援する企画展で、
主に益子とその周辺の栃木、茨城の陶芸作家を中心に、
木工、金工も含め12人の作家が参加して全国5ヶ所のギャラリーで開催されました。

そのうちの一人、益子在住のアメリカ人陶芸作家のハービー・ヤングさん。
ハービーさんの器に出会ったのは、同じ舟あそびさんで2年ほど前だったでしょうか。
豪快さと繊細さがうまくバランスを保っているその佇まいに惹かれ、
手に取って見れば見るほど何だか離れがたく、
ちょっとがんばって大きなコーヒーカップと八角皿を買ってきました。
以来ハービーさんの器は毎日のように出番があり、とても気に入って大事に使っています。

ハービーヤング_カップ
大きなコーヒーカップ ちなみに左の皿は九州の小石原ポタリー製

私はいわゆる民藝のスタイルが自分の感覚に合って好きなのですが、
彼の器を見ているとやはり民藝運動の巨匠、
河井寛次郎や濱田庄司の陶芸を思い出します。
堂々として、ざっくりとしていながらも品があり、
作り手の暖かさ、懐の大きさが器全体から伝わってくるようです。
何より、料理もコーヒーもとても美味しくなるのは間違いありません。
今回も少しでも支援できればと思い、お皿を2枚買ってきました。
早速、以前からの仲間たちに混じって活躍しています。

残念なことに、今回の大震災でハービーさんの工房も甚大な被害を受けたそうです。
Websiteの日記でも被害状況を見ることができますが、窯が崩壊し陶房も広範囲に損傷、
住居は住めない状態で、作品もかなりの数が割れてしまったとのこと。
舟あそび店主の舟見さんの話では(6月末ごろ伺った話ですが)、
今後の活動をどのようにしていくのか、まだ決めかねているとのことでした。
舟見さんは、ハービーさんの器が好きで応援している人がたくさんいる、
ということはしっかり伝えています、とおっしゃっていました。

ハービーさんにはこちらが無責任にがんばってなどとは言えませんが、
これからもすばらしい作品を造っていってくれたら私はとてもうれしいです。

ハービーヤング_八角皿
八角皿2種類 去年のお正月

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コメント
益子より
こんにちは。突然のコメント失礼します。昨日、何となくパソコンをいじってたら、貴方のブログにたどり着きました。とても嬉しい事に私の作品を使ってくれているとの事。そして、励みになる勿体ないくらいのお褒めの言葉に恐縮しております。私どもの陶房、窯とも震災の被害を受けた事はご存知と思いますが、ご安心下さい!少しずつではありますが、復興に向けて亀の如く進んでおります。ヤング陶房のブログに随時復興作業のの様子を更新しておりますのでご覧下さい。そしてコメントいただけると嬉しいです。本当にありがとうございました!!
ありがとうございます!!
ハービー様、コメントいただき誠にありがとうございます。
まさかご本人様からコメントをいただけるとは...。とてもうれしく、感激しております。
偉そうに作品の感想などを書いてしまって何だか冷や汗が出てきますが、
ハービーさんの焼物がとても好きで気に入っている気持ちを正直に書かせていただきました。
工房の方も復興に向かわれているとのこと、とてもうれしく思います。
陶房日記、もちろんときどき覗かせていただいております。
まだまだ大変な作業が残っているかと思いますが、どうかお体にはくれぐれも気をつけて。

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