漆工芸 木村天紅の作品

2014/06/05 Thu 00:01

いつものUさんに見せていただいた漆工芸、木村天紅の作品2点。

木村天紅(1887~1950)は高岡市の作家で、「高岡 漆物語」というサイトによると、
1924年に朝鮮螺鈿の技術と工人を移入したという功績もあるようです。

文化遺産オンラインにはオーソドックスな螺鈿の作品が2点掲載されていますが、
Uさんに見せていただいた2点は、技法といい質感といい、
かなり変わっていて何とも分類のしようがない独特な作品。

木村天紅
こちらは技法でいうと堆漆というか彫漆に近い工法になるのかな?
と思ってたけど、後日再度良く見たら色漆で描いてますね。
高岡市立博物館にも似たような技法の作品があるみたい(→)
プリミティブな力強さとでもいうか、色漆を自在に扱ってなかなかに魅力的。


木村天紅
こちらはだいぶ前に見せてもらったものなんだけど、
全面を銀箔?で仕上げた上に、自由闊達にカラフルな模様を描いてます。
普段見慣れた漆工芸という範疇からは大きく逸脱したような、
こんなのアリか?と思わせるような作品です。
おおらかで勢いがあって、上の作品もそうだけど、
どことなく東欧とかイスラムの陶器の絵付けを思わせる。う〜ん自由だ..。

どちらの作品も、荒っぽくラフに仕上げていながら、
器物全体としてはちゃんとまとまって完成している。
相当変わっているけど、かなりの実力派という感じ。
大正〜昭和前期に活動した人らしいけど、
そんな時代の北陸でも面白いものを作ってた人がいたんですね。

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