漆工芸いくつか

2014/02/28 Fri 18:36

いつものUさんに見せてもらった漆芸品から。

番浦省吾

これは番浦省吾(1901~1982)の硯箱。
芸術院賞も受賞した高名な日展作家なんだけど、
私は恥ずかしながら今までこの人のことを全然知らなかった。
石川県の七尾生まれで、京都で活躍した人だそう。
この蒔絵は、背景の洗朱と黒でくっきりと描かれた露草の対比が
非常にビビッドで、一目で気に入りました。
日展の作家といえばパネルや屏風などの大きい平面作品が多いんだけど、
ときどきこんな小品で非常に惹かれるものがあるんで面白い。

続いて現在の輪島蒔絵の礎を築いたひとり、
二代目井波喜六斎(1902~1981)の2点。
工芸美術という認識が芽生え、公募展への出品が始まった
昭和初期くらいから活躍した輪島の作家には、一種独特な雰囲気があります。
これらはそこまで古いものではないと思うけど。美しいですね。

井波喜六斎

井波喜六斎


ちなみに昔のお椀なんかをまとめて眺める機会がたまにあるんだけど、
まるで競うように洒落た意匠を凝らしたものがたくさんあって、まさに生活芸術品。
こういうのを使ってみたら楽しいだろうな〜、って思うんだけど、
かといって今あれをそのまま復刻してもあんな雰囲気にはならないで、
何だかヘンテコなものになりそうな気がするのが不思議。

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