都知事選に立候補してる原発推進派の田母神氏が、「この50年稼働中の原発で死者は出ていない」と言ってました。
確かに直接的な死者は出てないのかもしれないけど、福島の事故でもいわゆる関連死というか、生活を破壊されて自殺した人もいるし、家を捨てて避難生活を送る中で命を縮めた人も大勢いる状況で、よくそんなことが言えたもんだな~、と。
福島第一だって危険な状態がなくなったわけでもなく、またいつ何が起こるかわからないし、汚染水も垂れ流し状態らしいし。
そういえばちょっと前に自民党の高市早苗氏が「福島の原発事故で死んだ人はいない」て言って、すぐ撤回してたような気もするけど。

原発事故のすぐ後にはテレビでよく専門家が集まって討論番組をやってたけど、そのときにも石川迪夫氏っていう原子力ムラのおエラいさんが、事故が起きたのは外部からの電力供給が止まったからで、原発自体は地震にも耐えたんだ、だから原発は安全なんだ、みたいなことを何だか嬉しそうにまるで自慢みたいに語ってたの思い出しました。普通、その電力供給とかそういうことを全て含めた上での「安全」だと思うんですけどね。そのときと似たような違和感を田母神氏や高市氏の言葉にも感じました。

原発で死者は出ていないとはいっても、1999年には東海村の臨界事故で2名の方が亡くなっています。とても悲惨な症状で苦しんだあげくに亡くなったと伝えられ、大量被曝の恐ろしさを感じたものですが、この事故も原発で起きたのではなかったけど、原子力エネルギーを利用しようという点では同じですね。

ちなみに私は自然科学は基本的に大好きな人間で、自然の真理の探究をめざす人間の意志や仕事は当然だと思ってるし、原子力についても、核物理学の進歩で物質について新たな知見が得られたことは素晴らしいことだと思ってます。でもこれだけ地球の広い面積に甚大な影響を与え、多くの人間や生物の命を巻き込んでしまう可能性のある科学技術については、一歩立ち止まってもっと慎重に扱うべきだと思うんですけどね。

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