Meshell Ndegeocello ~A Dedication to Nina Simone~
Billboard Live Tokyo, 2013.11.18


何をやってもほんとにクオリティが高くてカッコいいミシェル姐さん。
この人の場合アルバムごとにだいぶやってることが違うんで
ライブもその都度かなり雰囲気が違うんだろうけど、
今回は最新アルバム(といっても出たのは1年前)に沿って
ニーナ・シモンのトリビュート・ライブ、これはどうしても観たい..。
というわけで前からこの人は是非一度観てみたかったんですが、
今回やっとライブを体験できました。

バンドはベース&ボーカルのミシェルさんと、ギター、キーボード、ドラムスの4人。
ライブはビートルズの”Tomorrow Never Knows”でスタート、
最新アルバム収録のニーナ関連の曲に加えて、
後半に Misja Fitzgerald Michel のアルバムで客演した
ニック・ドレイクの"Pink Moon"を交えた構成でした。

曲の性格上、ファンクでぶりぶり盛り上がるような場面は皆無。
とはいえ、ダークで恐ろしく緊張感に満ちた、スピリチュアルな陰影に富んだ演奏の連続で、
もう1曲目から鳥肌が立ちっぱなし。すばらしかったです。

祈るようなミシェルのヴォーカルはしんしんと胸にしみ込んで来るようだし、
曲の後半や間奏ではうなるようなベースを畳みかけてきて、
じわじわと内側から熱く熱くなっていきます。
あと、Earl Harvinのドラムスの繊細なシンコペーションが非常に効いてましたね。

MCは私の英語力ではいまいち聞き取れなかったんですが、
最後は「また出てくるのがわかってるのに一旦引っ込むって変な習慣だよね」
みたいな感じのことを話して(たぶん)、アンコールはなしで
アルバム冒頭の"Please Don't Let Me Be Misunderstood"で終了。
ニーナ・シモンの歌を聴くことはもう叶いませんが、
まるでミシェルさんにニーナの霊が降りて来たような、
時空を超えた、漆黒のライブ、とでも形容したくなる1時間半でした。

ニーナとミシェル…何というか、またひとつ音楽の奥深さを垣間見たような気がします。
リズムに身を任せて汗だくになるのもいいけど、
こんな後々までじわじわ来るライブもたまらんもんがありますね。
ミシェルさんの次作はどんなアルバムになるんだろう?と、
高まる期待を感じつつ、六本木の街を歩いて帰路につきました。

ビルボードライブ東京
開演前のステージ ステージ後方は東京の夜景、贅沢なロケーションだ..

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