漆工芸いろいろ

2011/06/23 Thu 23:21

Uさんからまた貴重な漆工芸品をいくつか見せていただいた。

まずこれは何と幕末の名工として知られる中山胡民。

胡民

貴重だ。でも結構触ってしまった。よかったのかな?
一見地味な印象で特に目を惹く意匠が描かれているわけではないが、
精緻な技のあとは見れば見るほど味がある。
そういえば以前新聞の連載で読んだ乙川優三郎の「麗しき花実」という小説は
女蒔絵師が主人公の物話なのだが、確か恋仲になる相手が
中山胡民という設定だったような気がする。


次のこれは新潟県出身の蒔絵作家、吉田醇一郎という人の作品。
人魚が2人(2匹?2頭?2尾? まあいいか..)お互いの体に腕を絡ませ、
見つめ合っているという、何とも妖しい不思議な図案だ。

yoshida_ningyo.jpg

Uさんの話では、吉田醇一郎は大正~昭和中期に活動していた人で、
漆芸で絵画的な表現を開拓した山崎覚太郎と同時代、同志向の作家だそうだ。
私は寡聞にして初めて聞く名前だったが、他の作品も見てみたい。
Uさんはときどきこの作品のように珍しくてとても変わっているが、
何とも言えない魅力のある作品を見せてくれるので楽しい。


kouro_hebi.jpg
そのUさんの自作、蛇が水面を進む姿を捉えた銀工作品。
シンプルだが材料の持ち味が効果的に表現されていて、素敵だ。
こういうセンスも私は結構好きです。

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