いつものUさんに見せていただいた漆工芸の中から。

音丸耕堂_堆漆拒魔犬香合

これは人間国宝・音丸耕堂の香合、魔を拒むということで「堆漆拒魔犬香合」
音丸耕堂さんは昔から好きな作家で、間接的に少しだけご縁をいただいたこともある方なので、こうして作品を手に取って見ることができたのは非常にうれしいです。
学生時代、一度都内のご自宅を訪問して仕事場を見せていただいたことがあります。
着物を緩く着て穏やかな風貌をされていましたが、仕事に向う鋭い眼光が印象的でした。
ゴリゴリと漆を彫り込んでいく彫刻刀の乾いた音も記憶に残っています。
刃の跡がラフに残った狛犬の武骨でユーモラスな表情がとてもいいですね。


続いてこちらは山崎覚太郎のパネル、鶴と天女の図案の小品2点。

山崎覚太郎_鶴

山崎覚太郎_天女

山崎覚太郎は漆芸における絵画的表現の開拓者と言われてますが、
作品の中では小屏風「空」が、何とも言えず清々しい雰囲気があって結構好きです。
色漆を多用したその作品には独特の明快さと純粋さがあります。
この2点は和風の絵ですが、覚太郎には動物をモチーフにした作品も多く、
その明るい色彩とストレートな表現に私は思わずアフリカのティンガティンガの絵画を
連想してしまったりもします。全く関連はないでしょうけど。w

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