かもめ児童合唱団 にハマる

2017/02/28 Tue 19:34

2017年も2ヶ月が経とうとしてる今頃になって言うのも何ですが、去年2016年に聴いた音楽で一番良かったのは何だろな~、といろいろ考えてみたところ、一番かどうかはともかく真っ先に思い浮かんだのが、日頃お世話になっているKさんに教えてもらった かもめ児童合唱団

かもめ児童合唱団は、三浦半島最南端の神奈川県三浦市三崎の子供たちの合唱団で、今のところアルバムは「焼いた魚の晩ごはん」(2010年)と「インターネットブルース」(2016年)の2枚が出ています。

何がそんなに良かったかというと、これはまあ第1に選曲の妙ということになるんでしょうか? 上記のアルバム2枚を昨年まとめて聴いたんですが、いきなり「焼いた魚の晩ごはん」1曲目の大塚まさじの「うた」からすっかりヤられてしまいました。何しろ、年端もいかない、いたいけな子供の声で「くたばってもいい~死んでもいい~」とか歌われると、こっちはもうどうしていいかわからない。(笑)

全体的に、カバーもオリジナルも普通は子供が歌うような歌ではない選曲がなされていて、この微妙な違和感がたまらん魅力になってます。おそらく歌詞の意味はさほど理解してなさそうな?子供たちの声で歌われることで、逆にその歌の深さがダイレクトに心に響いてくるような、逆説的な力が生まれていると感じました。

オリジナル曲の風刺の効いた歌詞も面白いし、カバー曲では「うた」の他にも、坂本慎太郎のブラックな「あなたもロボットになれる」とか、西岡恭蔵の「自転車に乗って」、ミルトン・ナシメントの「トラベシア」、スピッツの「田舎の生活」とか、ホント素晴らしい。



曲のアレンジも多彩でバックの演奏もよく練られていて、間奏のギターソロなんかもめちゃめちゃカッコ良かったりしてます。ひょっとしたら人によってはあざといとか思う人もいるのかもしれないけど、私は素直に楽しめました。プロデューサーは藤沢宏光さんなんですが、この方は相当なキレ者なんじゃないかと..。

つい先日公開された新しいビデオでは、ジェーン・バーキンの"Ex-Fan De Sixties"をレゲエでカバーしてますが、これまたイイすね〜。(そういえばこの曲を作ったセルジュ・ゲンスブールのレゲエのアルバムも、そのダブアルバムもすごく良かった。)そんなわけで、新しいアルバムも非常に楽しみ。

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ツィゴイネルワイゼン

2017/02/24 Fri 18:30

鈴木清順監督が亡くなりました。

清順監督と言えば、私の場合やっぱり「ツィゴイネルワイゼン」
というか、それが全てと言ってもいいくらい。大学に入ってすぐの頃、確かバイト先の社長さんに薦められて観てみたこの映画、それまで映画といえばまあ一般的にアクション・恋愛・サスペンス・SF…といったものしか知らなかった田舎出のガキには非常に衝撃的で、何が何だかわからないながらもこの幻想的で退廃的な世界にすっかりハマってしまいました。少し背伸び気分もあったと思うけど、感性で見る、ありのままで感じることを教えてくれた映画といっていいかもしれません。キャストの原田芳雄、藤田敏八、大楠道代、大谷直子、その他の人たちも、みんな個性たっぷりで濃厚な味があって、ほんと魅力的でした。

その後、三部作ということで「陽炎座」「夢二」も観たけど、やっぱ「ツィゴイネルワイゼン」が一番だなあ。もうずいぶん長い間この映画も見ていないので、監督の訃報を聞いて、というのもなんですが、久しぶりに見たくなってきました。

鈴木清順監督のご冥福をお祈りします。

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叔父さんの冥福を祈る

2017/02/22 Wed 19:37

何かと忙しくて、久しぶりの更新となりました。

先月末、郷里の秋田の叔父さんが亡くなり、葬儀のために夜行バスのとんぼ返りで行ってきました。親父のすぐ下の弟で、家も一番近くて親戚の中でも最も頻繁に行き来のあった叔父さんなので、とても寂しいですね。消防署員として長年働き、性格は朴訥としていて、大の巨人ファンで野球が何よりも好きな叔父さんでした。

両親が存命中から、夏にはさくらんぼ、冬にはりんごを毎年欠かさず送ってくれていました。叔父さんから届く季節の味は、いつも懐かしく故郷を思い出させてくれるものでした。ひとり残った叔母さんのことも気にかかります。

私の両親は二人とも兄弟姉妹の中で一番早く他界したので、残ったおじさんおばさん達は、両親亡き後は自分と郷里をつなぐような存在でもあったのですが、そんなおじさんおばさん達もこの10年ほどの間に一人二人とこの世を去っていき…、まあみんなそういう年齢なのでどうしようもないことなんですが、故郷がますます遠くなる一方でほんと寂しいですね。それに去年は実家も売却して人手に渡り、もう帰る家もなくなってしまったしなあ。今の生活に特に影響はないとはいえ、なんだか根無し草になったような気分。

「さよならだけが人生だ」という有名な漢詩の一節があるけど、自分も年齢を重ねてきたせいか、ほんとに年々この言葉が妙に実感として胸に迫ってくるようになりました。

山形駅
夜行バスで早朝に着いた山形駅、蔵王連峰からの朝焼け。
ここから奥羽本線を電車で秋田へ。

十文字
夕方帰る頃にはひどい雪になり..

十文字駅
駅も雪に覆われてます。いつも感じるんだけど、こんな風に故郷を離れるときの、
誰もいない冬の夜の駅ってほんと侘しいんだよね〜

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