フランスへ行く その5

2016/07/31 Sun 13:00

若い頃からどちらかというとゴチャゴチャしたアジアやイスラム圏の方に興味があって、
ヨーロッパの国に来たのは今回が初めてです。
ヨーロッパを訪れたいと思ったきっかけは3年ほど前、
丹下健三の東京カテドラル聖マリア大聖堂を見に行ってその内部空間に感激し、
これは是非とも古くから残るゴシックの大聖堂をこの目で見て体感したい、
と思ったのが今回の旅の一つの動機でもあります。

というわけでようやく念願叶ってノートルダム大聖堂へやってきました。

notre dame de paris

ちょうどユーロ2016開催中のせいもあるのか、観光客が多くて入口の前には長い行列。
列の脇には物乞いの女性が紙コップを置いて下を向いてじっと座っています。
パリでは思いのほか各所で物乞いの姿をよく見かけました。
印象としてはスカーフをかぶったイスラム系?の女性の方が多かったです。

notre dame de paris

notre dame de paris

12世紀後半のゴシック様式発祥の地は、ここパリを中心としたイル・ド・フランス地域。
というわけで、このパリのノートルダム大聖堂はまさにゴシック発祥の地の
ど真ん中に建つ大聖堂といえますね。
帰国後にゴシックについてもっと知りたいと思いいくつか本を読んでますが、
フランスにはここパリ以外にもゴシックの名作があちこちにあり、
これはいつかまたフランスを再訪して見て回りたいな〜、などと
夢のようなことを思ってる次第。まあ実現できるかどうかはわかりませんけど。

notre dame de paris

notre dame de paris

内部は天井が高く、圧倒されるような壮大なスケールです。
神秘的な光の演出とも相まって、
中世の人々に神の存在を実感させるのに十分な力を持っているように感じました。

notre dame de paris

notre dame de paris

notre dame de paris

映画や文学なんかで植え込まれた中世のイメージっていうのはあるけど、
時代も宗教もまるで違う大昔の人たちの感じていたことを想像するのは難しいですね。
といいつつも、人々のざわめきが柔らかく反響する堂内にじっと座っていると、
中世ここに集った人々は、こんな空間に包まれて一体どんなことを
思ってたんだろうか..?と、考えずにはいられませんでした。
ふと、人間の本質は変わらないものなのかな、という気もしてきたり..。

notre dame de paris
足下の石もいい感じに磨かれてます

notre dame de paris

notre dame de paris


大聖堂の中には無料で入れますが、塔に登るのには入場料が要ります。
登るには一旦外に出て側面の専用の入口から入るのですが、
外に出てみると順番待ちのとんでもなく長い行列ができてました。
私も是非登りたかったんでしばらく並んでみたんですが、
15分ほど経っても列は1ミリも動かず..。
残念ながら諦めて、外観をあちこち眺めながら帰りました。

notre dame de paris

notre dame de paris
ガーゴイル。怪物を形どった彫刻で、雨樋を兼ねてます。

notre dame de paris

名残惜しいですがノートルダム大聖堂を後にして、
セーヌ川を渡り、とりあえずこの後はサン・ジェルマン界隈へ。
スポンサーサイト
| コメント(0) | トラックバック(0)

フランスへ行く その4

2016/07/23 Sat 19:54

フランス旅行のことを書いている途中に、ニースでまた大きなテロが。
本当に痛ましく、腹立たしい。
近年、世界が危うい坂をどんどん転げ落ちていってるようで正直恐いです。
第2次大戦前の雰囲気と似てるという話もあるし。
人間は何度も同じ過ちを繰り返していくんだろうか..?


…でも気を取り直して旅行記の続き。
今日からパリ市内をいろいろ回ります。
サンラザール駅
サン・ラザール駅。大体いつもここを起点にメトロで移動しました。

メトロを降りてセーヌ川を渡り、まさにパリの中心、パリ発祥の地であるシテ島へ行きます。

コンシェルジュリー
川向こうにコンシェルジュリー。
中にマリー・アントワネットが処刑される前に過ごしていた独房があります。

セーヌ川
向こうの橋はポン=ヌフ、”新しい橋”という名のパリで一番古い橋。


まずはサント・シャペルへ。
聖遺物を納めるためにルイ9世が命じて建てたもので、1248年に完成。
聖遺物とはキリストやマリア、聖人たちの遺骸や遺品、身につけていたものなどのことで、
中世の頃は建築よりも聖遺物の方が遥かに高価だったそうです。
なので、この建物は巨大な宝箱のようなものかな。
まあ何にしろ、内装も含めてここのステンドグラスの美しさは絶品です。
なので写真をだーっと..。

サントシャペル

サントシャペル

サントシャペル

サントシャペル

サントシャペル

サントシャペル

サントシャペル

サントシャペル

サントシャペル

サントシャペル

サントシャペル


サントシャペル
美しいステンドグラス、外の窓はこんな感じ。


サント・シャペルをじっくり鑑賞した後、シテ島をぶらぶら散策しました。

シテ島

シテ島

シテ島


ノートルダム大聖堂は後で見ることにして、橋を渡ってサン・ルイ島へも行ってみます。

サンルイ島
サン・ルイ島へ渡る橋の上でジャズバンドの演奏。
ジャンゴ・ラインハルトで有名な”マイナー・スイング”などを演ってました。

セーヌ川
右手奥はパリ市庁舎

セーヌ川
サン・ルイ島、セーヌ川のほとりの遊歩道へ降りてみました。
先週氾濫しそうになったそうですが、このときも確かに水量は多くて、歩道も一部冠水しているところあり。非常に雰囲気のいいい遊歩道で、デートなんかにはぴったりかと。我々はオッサン2人でしたけど。

クロックムッシュ
昼飯、サンルイ島のカフェで食べたクロックムッシュがやたらと美味。
ソースの味が決め手なんかな?友達のは卵の乗ったクロックマダム。
| コメント(0) | トラックバック(0)

フランスへ行く その3

2016/07/13 Wed 18:48

というわけで、モンサンミシェルにやって来ました!!
シャトルバスの中は主に欧米人の観光客で満員のすし詰め状態。
みんな楽しそうに高揚してて車内はにぎやかでした。約10分余りで到着。

モンサンミッシェル
こうして目の前に来るとやっぱり"威容を誇る"という形容詞がぴったり。

モンサンミッシェル

708年に礼拝堂が建てられたのが始まりで、966年には修道院が建てられ、
それが増築を重ねてほぼ今の形になったのが13世紀。
14~15世紀の百年戦争のときには要塞として使われ、
フランス革命時には監獄として使われていたそうです。

モンサンミッシェル
島内に入り、細い参道を通って修道院へ向かいます。
日本語の看板もちらほら。

モンサンミッシェル
修道院へ登る階段、結構きつい。

モンサンミッシェル
先端に大天使ミカエル(=サン・ミシェル)の像。
近年修復が行われ、取り外しや取り付けはヘリコプターで吊るして作業したそうです。
逆に昔の人はあんなところに取り付けるの大変だっただろうなあ。
ちなみにミカエル像は建物内の施設で石膏製?のレプリカを間近で鑑賞できます。

モンサンミッシェル
さすが人気のある世界遺産だけに観光客多数。
近隣のヨーロッパ諸国から結構たくさん来てたみたいです。

モンサンミッシェル
やっとテラスに着きました。曇っているけどまあ爽快。
今通ってきた橋を眺めて一息。

モンサンミッシェル


修道院の内部をガイドさんに案内してもらいました。
建築の様式の話や、他にもいろいろと興味深い説明を聞けました。
修道士たちの部屋は王が滞在したときに泊まる部屋より上階にあり、
理由は神に一番近いのが修道士たちだったから..とか。

モンサンミッシェル
屋上に美しい庭園が造られていましたが、ここの水のために
階下の部屋の天井に黒いシミが現れてしまい、修復が計画されているそうです。

モンサンミッシェル
この部屋の天井は木製。

中の間取りは結構複雑で、なかなか全体像を把握できません。
ときどきガイドさんが、さっき見てきたこの真上の部屋は何だったでしょう?と
クイズを出してくるのですが、まるでわからず..。

モンサンミッシェル

モンサンミッシェル
建築は基本的にはゴシックですが、いろんな様式が混在してるそうです。

モンサンミッシェル
この壁の厚さは古い時代のものなのかな?

モンサンミッシェル
この踏車を3人ぐらいで回して地上から荷物を引き上げていたそうです。

モンサンミッシェル


モンサンミッシェル
どこまでも平らな湾の風景。こういう地形に身を置いた経験があまりないせいか、
このテラスで景色を眺めて佇んでいた時間がやけに印象に残っています。
小雨混じりのぼんやりした天候と相まって、幻想的な雰囲気。

モンサンミッシェル

モンサンミッシェル

モンサンミッシェル

モンサンミッシェル
こちらは麓にあるサン・ピエール教会の祭壇。

モンサンミッシェル
2時間ほどの滞在ののち、帰り道。
余裕があったらやっぱり1泊した方が堪能できるでしょう。
それにモンサンミシェルは朝焼けや夕焼けの時間帯が最も美しいそうです。


というわけでまた遠路バスに揺られ、夕刻パリに帰ってきました。

パリ
この明るさですが時刻は9時半くらい。
明るいんで店員さんに思わずボンジュール(こんにちは)と言ったら、
ボンソワール(こんばんは)と返されました。そりゃそうね。

ムール貝
この日の夕食は"レオン・ド・ブリュッセル"にてムール貝のワイン蒸し。
というのもお昼に我々がオムレツを食べているときに、ガイドさんや運転手さん達が
横のテーブルでムール貝を食べていたのを見て美味そうだったんで..。

パリ
夕食後、やっと暗くなった街を歩いて帰ります。

パリ
途中通ったブラッスリー、"ル・グラン・カフェ・カピュシーヌ"
美しいインテリアに思わず1枚。天井がステンドグラスです。

プランタン
通りの向こう、紫のライティングが美しいオスマン通りのプランタン本店。

| コメント(0) | トラックバック(0)

2/3の意味ぐらいは..

2016/07/12 Tue 23:50

参議院選挙も終わり、いつものようにこの何とも言えない
もやもやした閉塞感に包まれていますが、
天気もそれに拍車をかけるようなどんよりした梅雨空続きです。

選挙前はバラエティばっかりで選挙の争点を取り上げるような番組も大してなかった割に、
開票速報の特番は各局競うように盛り上げてるのは何だか逆のような気もするなあ。

それにしても、過半数の人が2/3の意味を知らなかった、っていう報道があったけど、
本当の話なんかなこれは?
だとしたら日本という国も相当危ないところに来てるんではないかと。

世の中 | コメント(0) | トラックバック(0)

フランスへ行く その2

2016/07/07 Thu 20:51

フランス2日目はオプショナルツアーでモンサンミシェルへ。

集合場所へ向かう途中、早朝のパリ。
何気なく歩いている街路がときどきハッとするくらいキレイなのだ。
パリ


というわけで、バスでノルマンディ地方を走り一路モンサンミシェルへ..。
途中、ポン=レヴェックという町に立ち寄りました。
第2次大戦中のノルマンディ上陸作戦が行われた海岸からもすぐの町。

ポンレヴェック
右側の家のような建て方の家がたくさん。
ガイドさんによるとこの地方で多く見られる家の作り方だそうです。

ポンレヴェック

フランスではどこでもぶどうを育ててワインを作ってるのかと思ってましたが、
ノルマンディ地方ではぶどうではなくリンゴ栽培が盛んです。
なのでシードルと蒸留酒のカルヴァドスが名産品。
ちなみにカマンベールチーズの原産地、カマンベール村もこの近く。

ポンレヴェック
路上でアンティークの椅子を売ってました。

ポンレヴェック
果物屋さん。平べったい形をした桃とイチゴを買って食べてみました。
味は日本で食べるのと変わらず普通に美味しかったです。


というわけで休憩も終わりバスは緑豊かなノルマンディの田園地帯を走りに走り..
草原、というか牧草地(頭の黒い羊がたくさんいます)の向こうに
モンサンミシェルが見えてきました。お〜...
パリから360km(東京~名古屋くらい)、休憩を入れて約4時間半かかります。

モンサンミッシェル


モンサンミシェルへ直接車で乗り入れることはできません。
手前2kmくらいのところに駐車場とショップやレストランが集まったところがあって、
シャトルバス(もしくは馬車)で観光客をピストン輸送する仕組みです。
もちろん歩いても行けます。最近できたというボードウォーク(木製の歩道)があるので、
天気が良くて時間があったらのんびり歩いて行くのも楽しそう。


モンサンミシェルへ向かう前に、ここのレストランで名物のオムレツの昼食。
事前のネット情報では美味しくないとの声が多かったようですが、
シンプルな塩味でこれもまあ普通に美味しかったです。
でもでっかいプライパンで4人分くらい作ったのをお姉さんが取り分けてくれるんですが、
このお姉さんの分け方がまた非常にアバウトというかテキトーで、
私のオムレツが友達のよりかなり小さかったです。別にいいけどw
モンサンミッシェル
メレンゲがかかってオムレツ本体がよく見えません。
やっぱこだわる人はメール・プラールで食べるんかな?


モンサンミッシェル
ここのスーパーマーケットの前にシュールな牛の像...

| コメント(0) | トラックバック(0)
 | HOME |