漆工芸いくつか

2014/02/28 Fri 18:36

いつものUさんに見せてもらった漆芸品から。

番浦省吾

これは番浦省吾(1901~1982)の硯箱。
芸術院賞も受賞した高名な日展作家なんだけど、
私は恥ずかしながら今までこの人のことを全然知らなかった。
石川県の七尾生まれで、京都で活躍した人だそう。
この蒔絵は、背景の洗朱と黒でくっきりと描かれた露草の対比が
非常にビビッドで、一目で気に入りました。
日展の作家といえばパネルや屏風などの大きい平面作品が多いんだけど、
ときどきこんな小品で非常に惹かれるものがあるんで面白い。

続いて現在の輪島蒔絵の礎を築いたひとり、
二代目井波喜六斎(1902~1981)の2点。
工芸美術という認識が芽生え、公募展への出品が始まった
昭和初期くらいから活躍した輪島の作家には、一種独特な雰囲気があります。
これらはそこまで古いものではないと思うけど。美しいですね。

井波喜六斎

井波喜六斎


ちなみに昔のお椀なんかをまとめて眺める機会がたまにあるんだけど、
まるで競うように洒落た意匠を凝らしたものがたくさんあって、まさに生活芸術品。
こういうのを使ってみたら楽しいだろうな〜、って思うんだけど、
かといって今あれをそのまま復刻してもあんな雰囲気にはならないで、
何だかヘンテコなものになりそうな気がするのが不思議。

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千枚田あぜのきらめき

2014/02/20 Thu 18:36

あぜのきらめき201402

太平洋側では珍しく大雪、郷里の秋田も大雪で大変そうなんだけど、
ここ輪島市は今年はほんとに雪が少なくて、まだ1度も雪かきもしてないくらい。
これだけ楽な冬だと何だか申し訳ないような気もしてくる。

そんな能登ですが、21,000個のLEDで冬の千枚田を飾る「あぜのきらめき」
今年もやってます。展望台が整備されて、前よりも眺めやすくなってました。
3月16日まで。

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ブルース・スプリングスティーンの新作"High Hopes"、アルバム本編の前にとりあえずボーナスDVDの方から観る。昨年6月、ロンドンでの”Born In The U.S.A.”アルバム全曲再現ライブ。'84年のこのアルバムは当時好きでよく聴いてたけど、後年聞き返してみるといかにも80年代という感じの音がやっぱ時代を感じさせる。でも非常にいいアルバムなのは間違いないですね。翌'85年にやっと実現した初来日公演を観に行ったけど、やっぱりあのときのライブが今まで経験したライブの中で一番心に残ってるかな。

その頃ブルースは30代半ばだったけど、去年のこのコンサートのときは63歳、見た目はすっかりシュワルツェネッガーみたいになってるけど、ライブ・パフォーマンスは今もほんとに圧倒的。終盤の"Dancing In The Dark"では、客席の女の子をステージに上げて一緒に踊るっていうお約束があるんだけど、この日ステージに呼ばれていっしょに踊ったのはブルースのお母さんアデルと妹のパム、何だか暖かくて微笑ましいシーンでした。

でもDVDをずっと見てて今更ながら思ったんだけど、この人の歌って本当にシリアスで重たい歌ばっかりだな~。ていうか、そんな生きる悩みとか悲しみ、自分の置かれた苦しい状況を、この躍動感に満ちた豪快なロックンロールで表現する、あるいはそうせざるを得ない切実さ、みたいなところが、ずっと変わらない魅力でもあるんだけど。まあ時には"Nebraska"みたいな地味〜なアルバムも出してくるし、その手の静かな曲も結構好きなんですけどね。

この間までスプリングスティーンは南アフリカをツアーしてたみたいだけど、セットリストを覗いてみたらオープニングが"Free Nelson Mandela"、これには驚き。
Eストリート・バンドが演奏する"Free Nelson Mandela"ってあまり想像できないんだけど、どんな感じなんかな? でもスペシャルAKAのこの曲はほんとカッコ良くて好きでしたね~。
これが入ってるアルバム"In The Studio"も名盤だし、その前のスペシャルズの2枚も、ひょっとしたら今までで一番数多く聴いたアルバムの何枚かに入るかもしれない。
そういえばジェリー・ダマーズって今何やってんだろう?と思ってちょっとググったら、近年はSpatial A.K.A Orchestraっていうので活動してるみたいです。'Special'じゃなくて'Spatial'。Youtubeでいくつか観てみたら、やっぱり今もセンスが良くて非常にカッコいいですね。アルバムは出てないみたい?なんだけど、まとめて聴いてみたい。ところでこの人の前歯は今でもないんだろうか?

というわけで最後はスプリングスティーンとは違う話になりましたが、新作の"High Hopes"もこのあとじっくり聴いてみます。

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人間のクズ?

2014/02/07 Fri 10:57

NHKの会長や経営委員の発言が物議をかもしてますが、
それにしても百田さん、歴史問題についての自説を主張するのは別に構わないと思うけど、
演説で他の候補者を「人間のクズ」呼ばわりとはねえ..。
こんな品のない下劣な人だとは思わなかったな〜。痴話喧嘩じゃないんだから。
選挙演説で対立候補をクズと罵倒して何とも思わず、聞いている支持者も拍手喝采なんて、
今どきの日本人のメンタリティってこんなもんなんかな。
議論するなら相手に最低限の敬意を払うべきだし、
ましてや物を書く人なら言葉の使い方も人一倍わかってるはずだと思うんだけどね。
まあいずれそんな言葉は必ず自分にも返ってくるだろうけど。

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